2002年6月6日
野球の規則(色々)

野球の規則、ルールから使用球、投本間や塁間、球場に関して調べた事をまとめてみる。

1.使用球

表を見れば判るが、使用球に関して、硬式では少年からプロ野球まで同じ規格のものを使っている。 それに対して軟式ではC号、B号、A号と成長年齢に合わせて大きさを変えている。

野球は米国を中心に広まったものであるが、ボールについては硬式ボールは米国であるが、 軟式ボールは日本で発明されて普及したものである。日本人は芸が細かいのであろう。

良くみると硬式球の周囲も0.6cmの差があり、軟式球では0.3cmの差になっている。 同様に重さも硬球では7.1gの差があり、軟球の3.6gに比べて倍になっている。

公認野球規則では
・ボールの重量は5オンスないし5オンス1/4(141.7g〜148.8g)
・ボールの周囲は9インチないし9インチ1/4(22.9cm〜23.5cm)
と、規格サイズにはやや幅を持たせている。

2.塁間、投本間

塁間や投本間は硬式、軟式を問わず小学生では体力に合わせて短くなっている。 (軟式、リトル、ボーイズで多少の違いはあるが)

中学、高校、大学、社会人、プロでは全て同じ距離になっている。


統括組織 年令階層等 使用球 球の周囲 球の重さ 塁間 投本間
セントラル野球連盟 プロ野球 硬式 22.9〜23.5cm 141.7〜148.8g 27.43m 18.44m
全日本軟式野球連盟 一般社会人 軟式A号 22.4〜22.7cm 134.2〜137.8g 27.43m 18.44m
中学校 軟式B号 21.8〜22.4cm 133.2〜136.8g 27.43m 18.44m
小学校 軟式C号 21.2〜21.5cm 126.2〜129.8g 23.00m 16.00m
日本高等学校野球連盟 高校(硬式) 硬式 22.9〜23.5cm 141.7〜148.8g 27.43m 18.44m
高校(軟式) 軟式A号 22.4〜22.7cm 134.2〜137.8g 27.43m 18.44m
全日本リトル野球協会 リトル = 9〜12歳 硬式 22.9〜23.5cm 141.7〜148.8g 18.29m 14.02m
シニア = 13〜15歳 硬式 22.9〜23.5cm 141.7〜148.8g 27.43m 18.44m

日本少年野球連盟
(ボーイズリーグ)

6〜10歳 軟式C号 21.2〜21.5cm 126.2〜129.8g 22.86m 15.36m
10〜15歳 硬式 22.9〜23.5cm 141.7〜148.8g 27.43m 18.44m


3.野球場の広さ

公認野球規則1.04では球場の広さを「本塁よりフェアグラウンドにあるフェンス、スタンドまたは プレイの妨げにになる施設までの距離は250フィート(76.199メートル)以上を必要とするが、 両翼は320フィート(97.534メートル)以上、中堅は400フィート(121.918メートル)以上ある ことが優先して望まれる」と定義している。

・リトルリーグは60m。
・軟式少年野球は球場毎のローカルルールが殆んど。
 (学校の運動場や多目的広場が多い)
・シニアリーグはプロと同じ。

下の表はシニアリーグで良く使う野球場

球場名両 翼中 堅
横浜スタジアム94.20m117.70m
保土ヶ谷球場95.00m120.00m
大和引地台球場95.00m120.00m
舞州ベースボールスタジアム100.00m122.00m
秦野中央公園野球場94.00m120.00m
瀬谷本郷球場97.00m122.00m


下の表はプロ野球が使っている野球場

球場名両 翼中 堅
東京ドーム100.00m122.00m
明治神宮野球場91.00m120.00m
西武ドーム100.00m122.00m
千葉マリンスタジアム99.50m122.00m
ナゴヤドーム100.00m122.00m
大阪ドーム100.00m122.00m
甲子園球場96.00m120.00m
グリーンスタジアム神戸99.10m122.00m
広島市民球場91.40m115.80m
福岡ドーム100.00m122.00m


参考にしたサイト 2007/3/10リンク先更新
セットポジション http://set333.net/josi05ruikann.html
プロ野球記録ジャーナル http://www.baseball.per.sg/

これは、緑中央シニアとしての公式見解ではありません。野球には素人である追っかけ オヤジ(父母)からみた発言です。戯言と思って読み流して下さい。