緑中央のリレー観戦記パッパラッパ

2002年10月14日
関東秋季大会2回戦(対目黒西5−6負)

 選抜出場権を賭けた大事な一戦。関東大会ニ回戦の相手は、東東京大会の優勝チーム目黒西だ。 今日はクラストカップと重なり、子供たちの応援はない。父母の応援がすべてだ。応援を仕切るのは、飯島選手の父親、良く通る大きな声とともに試合は始まった。

 「行け〜!行け・行け! 行け行け下水流!」の掛け声から始まった試合は、二回裏まで両チーム共無得点。 試合が動いたのは三回表。この回7番の先頭打者の二塁打から始まった攻撃は、グランドに背を向けひたすら祈る母の願いが通じてか、その後内野安打を含む5本の安打により、この回一挙に4得点をあげた。盛り上がるベンチと応援席、。 「いいぞ!いいぞ!中央」

 しかし、その裏、同じく下位打線から始まった目黒西の攻撃は、一死後、本塁打を含む4安打により同点。 どうした中央。

 続く4回表の緑中央の攻撃は三者凡退。その裏、目黒西は1安打ながら2得点。4回を終わって4対6となった。その後、4回裏途中から登板の投手の踏ん張りもあり、5回6回とも両者無得点のまま最終回を迎える。

 2点差で迎えた7回表の緑中央の攻撃は、一死後、ヒットで出たランナーを3番打者が返して一点差、一死一塁三塁のチャンスに打席にに立つのはチームの大砲4番だ。飯島父は最後の声を振り絞り叫ぶ。 そして目黒西のエースが投げるその初球を、4番は思いっきりたたいた。 「キン」 弾かれた打球は、何とマウンドにはずみ相手投手のグローブの中に。あ〜!何と1−6−3のダブルプレー。残念!

 最終回の粘りは見事。まだまだ秋、来年に向け練習だ。頑張れ緑中央。

(田代記)